萩を揺らす雨

吉永南央

紅雲町珈琲屋こよみシリーズなんだそうです。

おばあちゃん探偵という触れ込みですが、
実際探偵をするのは最初の話だけで、それもかなり無理な話で
次からはおばあちゃんの周辺で起こる日常の出来事を画いていくというもので、
はっきり言って、後半の方が面白いです。

人のことに余計な口を出さず、人の噂に口を突っ込まずという上品な老婦人が
探偵のまねごとなどできるわけが無く、
実際第1話は、そんなことできなかった、という結論になってますし。

ちなみに表紙絵やオビは、
コリン・ホルト・ソーヤーのおばあちゃん探偵シリーズを彷彿とさせるもので
軽くて楽しいドタバタを想像させますが、
中身は、もっとドロドロしつつも落ち着いた雰囲気のものです。
コージー・ミステリーと書いてますが、
全くミステリーじゃない、普通の小説です。

続きも出てるみたいなので読んでみたいですが、
出発点が「数えで76歳」。
続けるの難しそうですね。
クリスティがミス・マープルとポアロで犯した失敗をそのままたどってるかも。
[PR]
by maruta_book | 2011-08-19 19:28 | 小説 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://marutabook.exblog.jp/tb/13321144
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< オバケのQ太郎 10巻 吸血鬼心中物語 >>